文系京大生のザルの目勉強法|暗記科目を効率よく勉強する
暗記モノって覚えづらいですよね。
世界史や日本史などの長いストーリーものの社会系科目もそうですし、英語や古典などの単語みたいな単純な記憶についても途中で眠たくなってしまいます。
そこで、今回はザルみたいな頭の僕が京大に合格した、また、京大の授業で単位を荒稼ぎできた暗記モノの勉強方法をお伝えします。
勉強法が合うかどうかは人それぞれです。試してみてあんまり合わなかったらほかのやり方にトライしてみるのがいいと思います(保険)。
□イメージ
覚えたいことをザルですくっていって、どんどんそのザルの目を小さくしていって最終的に全部掬えているというイメージです。
たぶん意味わからないと思うので、実際にそのやり方をお伝えします。
□具体的な方法
1.覚えたいことを決める
フランス革命の流れでも、平安時代でも、英単語帳の110ページから130ページまででもなんでもよいので自分で覚えたいことの範囲を決めてしまいます。
2.ルーズリーフを用意する
さらっとかけるやつがおすすめです、個人的に。
3.覚えたいことをルーズリーフに書く(1枚目)
ストーリー系の暗記物ならその範囲の要点まとめ(大学生でいうところのレジュメ)みたいな感じでその範囲の流れ一式をルーズリーフにまとめてしまいます。
単純系の暗記物なら、その範囲内の完璧に覚えている部分以外をルーズリーフにまとめます。
ザルで掬うためのものをバケツの中に入れたイメージです。
4.見直して覚えていなかったところをルーズリーフに書く(2枚目)
ここからどんどんザルで掬っていきます。
少し時間を空けて、先ほど書いたルーズリーフを見直してみてください。
見直したときに内心
「いや、こないだやったし覚えてるわ」(ザルの中の部分)
と思うところと
「あれ、こんなんやったか?なんか微妙に記憶にないor違うぞ」(ザルから漏れた部分)
と思うところがあるはずです。
この時に少しでも?マークがついたところのみを違うルーズリーフに書き写してください。
これで、まだ自分の頭のザルに引っかかっていないものだけを書き写したあなた専用の覚えていないことシートが出来上がります。
5.見直して覚えていなかったところをルーズリーフに書く(3枚目)
また数日後なり数週間後なりに同じやり方でやってみてください。
こうやってどんどんザルの目を細かくして、頭に引っかかっている部分を増やしていきます。
6.見直して覚えていなかったところをルーズリーフに書く(n枚目)
ここから先は自分が満足するまで繰り返してください。
ただし、最初に決めた範囲をやりきることにこだわるよりは、全体を網羅することのほうが重要なことも多々あるため注意してください。
□押さえたいポイント
*覚える範囲を決める意味
自分の中で区切りをつけることで、区切ったほかの範囲との混同を防ぐ効果があります。
例えば世界史で、「これは何時代やったっけ」というように時代がわからなくなることもありますよね。
こういったときに、先ほどの勉強法で範囲を自分の中で区切って勉強しておくと、同じ範囲内にどんなものがあったか、から連想して混同を防ぐことができます。
区切った範囲を頭の引き出しの一つの部屋にしてしまう感覚でやると良いかもしれません。
*見直すときの「これなんやったっけ」を大事にする
見直すときに「これなんやったっけ」という感覚になることがあると思います。
この時、脳の中でめちゃくちゃ頑張って何かを思い出そうとしています。
こういうときに悩まずにすぐに答えを新しいルーズリーフに書き写すのと、悩みながら答えを確認してからルーズリーフに書くのとでは大きな違いがあります。
「これなんやったけ」から「そうそうこれや!」となった時のインパクトの大きさが脳への定着のカギを握ります。
そのため、レジュメを見直すときは常に先を見る前に「この次は何が書いてたっけ」という意識を頭の中で持ちながら見直すことをお勧めします。
*見直すときの期間の空け方
人それぞれですが、自分は2.3時間→2.3日→2.3週間というスパンでやっていました。
受験などで長期記憶が必要な場合は、上のように徐々に期間を空けていくと効果的だと思います。
なんとかの忘却曲線みたいなやつを参考にしてみてもいいかもしれません。
*3,4回目当たりのルーズリーフは大事に
3,4回目のルーズリーフは宝です。
なぜなら、自分が何度やっても覚えられなかったことしか載っていない自分専用の参考書になっているからです。
テスト直前などに見るノートをわざわざ作らなくても、もうすでにそこにあるルーズリーフがその役目を果たしてくれます。
*判定は厳しめに
この勉強法では自分が覚えていると判断したかどうかが効率の鍵を握ります。
自分がちょっとでも覚えていないと思ったら次のルーズリーフに書き写すようにしたほうがよいでしょう。
□さいごに
今回は勉強法をお伝えしました。
やり方はそれぞれですが、どうやって勉強したらいいか皆目見当がつかないというかたの一助になれば幸いです。